今回は”ウリン”という木材についてお話しいたします。
ウリンは木材図鑑などを見ると、インドネシアやマレーシア原産の広葉樹で別名”ボルネオ鉄木”、”ボルネオアイアンウッド”と説明があります。
その別名の通り、とても硬く強度、耐久性のある木材で、割れや反り、曲がり等の狂いも少なく
また、白アリ等の虫害にも強いたいへん優れた木材です。
国内では東京ディズニーシーのウッドデッキや横浜ベイサイドマリーナの浮桟橋などに使用されているそうです。
きなりの家でも20年程前に施工させていただいたお客様から、トップ材のウリンはまだまだ使えるのですが、違う材種で取り付けた大引き(トップ材を支える横架材)という部材の方が経年で傷んできたので交換したいとご依頼がありました。
ウリンは赤褐色をしていて経年で写真のように深い灰褐色に変化します。
ウリンに大量に含まれているポリフェノールの作用によって時間が経っても色の深みが増して
塗装の必要性も特にないそうです。
家で過ごす時間が増えている中、ウッドデッキなどのスペースは楽しく食事をしたり、趣味の時間などを快適にしたり、気分転換などにも一役買ってくれると思いますので
”鉄の木、ウリン”を使ってウッドデッキを作ってみてはいかがでしょうか。
アフターメンテナンス 小野