TOPブログ現場から桧(ひのき)舞台

 日本人なら「」(ヒノキ)と言う木材を聞いたことあると思いますが、皆様はどのような

木だと思いますか?

「日本の木」? 「高級な木」?

いろんなイメージを持たれていると思いますが、実は万能で、優秀な木です。

 

 

 古くは江戸時代に遡りますが、歌舞伎や能楽の舞台で使われる木材で、その中で桧(ヒノキ)が使われるのは、幕府公認の大きな劇場のみで、その大きくて、権威ある劇場の舞台に立つ事は、役者・演者達のあこがれであり、一流の証しでした。「桧舞台に上がる」と言う言葉は、今でもたまに使われますが、この事が語源と言われています。「高級な木」とイメージするのは、この事が由来でしょうか?

 

 

 

 

 話を桧(ヒノキ)に戻しますが、実はこの木材、とても万能です。

木材の「強度」、「耐久性」、「加工性」、「デザイン性」、「殺菌効果」など優れています。杉や栂(つが)ほど、柔らかくなく、ケヤキ程硬くもないので加工性があります。また油分も適度にあり、外部にも昔から使われていました。(車でたとえるとワックスでしょうか。)

 また桧には、ヒノキチオールと言う成分を含んでおり、白蟻も好んで食べません。もちろん人間には無害です。モデルハウスにも沢山のヒノキが使われています。

 

 

 

 

一度、桧(ヒノキ)の匂いを嗅いでみて下さい。心が安らぐいい香りです。

 

 

 

投稿:岡奉行