今シーズンは、エルニーニョ現象の影響とかで暖冬になると、秋ごろから言われていました。
確かに平均気温が高めで、11月中は暖かく、我が家の薪ストーブも12月になるころまで火を入れることがありませんでした。
「き」なりの家のコンセプトハウスがある岡山市で、朝の最低気温が5℃を下回ったのは11月27日が初。そのくらいになるとストーブを焚きたくなります。
暖冬だからずっと暖かめなのかというと、そうでもなく、12月の中頃には、朝の最低気温が3℃以下から0℃にまで冷え込む日が続いたり、寒暖の差がとても大きくなって、外出時の服装選びにも戸惑います。
せめて家の中にいるときには、心地よく暖かく過ごしたいものです。
このごろ、特に実感するのは、家の断熱の良しあしと部屋の快適さの関係です。
以前暮らしていたアパートは、新築で入居し、ごく一般的な住まいでしたが、屋外の寒暖の差が10℃あれば、屋内もそれに近い温度変化がありました。
暖房をつけてもなかなか温まらず、夜、寝るときに暖房をきっておいたら、朝には凍えるほど寒く、起きたら急いでストーブをつけて、しばらくその前で温まろうとしたものです。
今の住まいは、断熱性能が良いので、ずいぶん違います。
夜寝るときに、ストーブで室温が23℃くらい→ 寝ている間にストーブが消え、室温が徐々に下がっていき→ 朝の一番寒い時間帯に(外気が例えば5℃以下にさがっても)室内は18℃~20℃ほどあります。輻射熱で床や壁も温まっているせいか、寒いというほどではありません。
なので、朝起きた時、ストーブをつけるかどうか迷ってしまいます。
薪ストーブを使うようになってからは、エネルギーの消費量をよりリアルに感じるようになりました。部屋を暖めるために自分で実際に薪をくべるからです。
あまりむやみに薪をくべていると、庭に積んである薪が目に見えて減っていき、春が来るまで持つだろうかと不安になるので、どうしても無駄遣いせずに、あったまった部屋の温度を保つことを意識します。
やっぱり、断熱は大事ですね。
年末もあたたかいといわれつつも、今朝はずいぶんと冷え込みました。
ストーブに上手に薪をくべて、炎を眺めつつ、新しい年を迎えたいと思います。
杉本