住宅建築の際に気になるお金の話。
H30年9月のフラット35Sの最低金利は1.39%です。(借入期間35年、9割融資、団体信用生命保険付き)
先月、先々月の金利は1.34%ですので、9月は微増(+0.05%)しました。
以前のブログで検討した時は1.48%(団体信用生命保険無し)でしたので、そのころと比較しても、まだまだ低金利の恩恵を受けられる時期と言えます。
そのメリットとはいかほどか。
たとえば、
・H30年9月の金利1.39%
・借入額3000万円
・35年間の全期間固定(ボーナス払い無・元利均等返済)で返した場合、
月々の支払い:¥90,247-
35年の総支払額:¥37,903,704-
となります。
では約5年前のH25年7月の2.05%の金利と比較してみた場合どの程度差が出るか。
・H25年7月の金利2.05%
・借入額3000万円
・35年間の全期間固定(ボーナス払い無・元利均等返済)で返した場合、
月々の支払い:¥100,150-
35年の総支払額:¥42,062,898-
となります。
月々の支払い額の差は約1万円
総支払額の差は400万円以上となります。
金利差0.66%でこれだけの違いが出ます。
ここしばらく金利は低い水準で推移しています。
しかし、最近10年もの国債の金利が上昇しました。
住宅ローンの金利は上記と連動しています。
すでに発表された一部大手銀行の10月の住宅ローンの金利では多くの銀行が変動金利は据え置き、10年固定は微増となりました。
以前ニュースなどで話題になった日銀の「マイナス金利政策」でしたが、H28年8月の35年固定0.9%(単体信用生命保険含まず)を最低金利として、じわじわと上昇の傾向が見られます。
また、たとえば最近トレンドである消費税増税を見てみるとどうでしょうか。
8%から10%へ上がった時、3000万円(税別)の家を建てた場合の消費税額は
8%の時:240万円
10%の時:300万円
この差 60万円 です。
当然、この差も大きいですが、それよりも金利上昇による返済総額の方がはるかに大きい額となります。
2.05%となったのがH25年ですので、決して遠い過去ではありません。
家を計画するタイミングは皆様それぞれあると思いますが、金利動向というものもタイミングを検討する一つの条件になるのではないでしょうか。
今建築を予定されている方は、上記のようにまだまだ低金利の恩恵を受けることができます。
賢く借りて、賢く返すことで総返済額に大きな差が出てきます。
きなりの家ではこのような住宅ローンの相談にも応じております。
ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。
高橋
参考URL(フラット35S金利推移):https://www.flat35.com/kinri/kinri_suii.html