自然とモダンに暮らす家。「き」なりの家

2階リビングから家中に広がる
ぬくもりが家族みんなを包み込む

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幸せの灯り

設計:田中賢二/施工:岡 伸紀/大工:中西正

2階リビングからこぼれる幸せの灯り

夫妻で営む事務所を兼ねた、木造2階建ての住まい。
以前は事務所と自宅のW賃貸で、通勤の手間やコストを考えれば一つにまとめた方が合理的と、1年ほど前に新築した。
幸い奥さまの祖母宅敷地内に、十分な土地もあった。今は空き家になっている旧宅分を合わせて60坪ほどの広さだが、エントランスのアプローチや駐車スペースを共用にすることで新築に40坪以上を確保できた。

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空間をゆるやかに1つにする勾配天井のLDK

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1階は人の出入りがある事務所に加え寝室を、駐車スペースの真上の中二階に位置する階段踊り場左右の個室は、小学5年生と1年生の2人の息子たちの個室に充てた。
2階に配したのはLDKと和室、バス&サニタリーのみ。
屋根の片流れをそのまま生かした天井は南に向かって下がり、その軒下に大きく開かれた開口からは、かつて奥さまが通った小学校の校庭を一望できる。
特別見晴らしの良い立地ではないが、周囲を囲まれた住宅地の一角にあってこの開放感が味わえるのは、2階リビングだからこその贅沢だろう。通りからの視線を気にせずほぼ開けっ放しの日中から一転、夜は窓辺の間接照明が外に向かってオレンジ色の柔らかな灯りをこぼす。

「家の中が一番なのはもちろんですけど、外出先から戻ったときにふと見上げた窓辺がとてもきれいで、あたたかくて。こんな場所に帰ってこられるなんて幸せだな、って思うんですよね」と奥さまは目を細める。

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広くした住宅専用の玄関

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事務所のエントランス

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黒いタイルの壁がアクセント

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和室はLDKとゆるやかに繋がる

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機能性と美しさを両立した造作キッチン

中でも奥さまのお気に入りはキッチンだ。2400×1150というワイドサイズもさることながら、最大のこだわりは何といってもその造作。
既製のデザインももちろん十分に見映えはしたが、自然素材をふんだんに取り入れたこの空間にはややモダン過ぎる気がしていた。

ならばと「『き』なりの家」から提案されたのが、奥さまのフェイバリットカラーを取り入れたサイドボードのオリジナルデコレーション。
1枚1枚丁寧に張り合わせられた3万枚超ものモザイクタイルによって、キッチンは単なる調理台を超え、LDKの主役と言うべきインテリアに。奥さまとともにキッチンに立つ機会も多いというご主人のために、広く深いシンクには2本のカランが取り付けられ、IHレンジには4つ口をセレクトした。

さらには、調理器材から食材、生活雑貨まで、周辺のあれこれをたくましく収める収納力。見た目はもちろん、機能性も抜群のこのキッチンなら、両親や妹弟、その家族たちを招いた日も、申し分ないもてなしができそうだ。

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グラデーションにデザインされたタイル貼りキッチン

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大きな空間でのびのびヨガも楽しめる

「小上がりの和室はゲストルームとしてももちろん、子どもたちの遊び場としても大活躍。家が完成して一番うれしかったのは、何といっても家族や友人を安心して迎えられる場所ができたことですね」とご主人。

それに加え、奥さまには月に一度、特別なゲストを迎える一日もある。仕事に子育てにと忙しくしばらく足が遠のいていたヨガのレッスンを、新築を機に、自宅リビングで再開したのだ。
「家が完成したとき、これだけの広さがあれば十分できそうだな、と。先生に相談してみたら『ぜひやりましょう』と言ってくださったので、仲間数人を招いてここで一緒にレッスンを受けているんです。月に一度だけなら家を開放するのも負担でもないし、そのたびに家が片付くのでむしろ一石二鳥です(笑)」。

床下の蓄熱土間に蓄えられた太陽熱を活用して家中を心地よい温度に保つ床暖房は、冬ヨガを楽しむにもぴったり。
気持ちのよい汗をかいた後は、奥さまお気に入りのハーブティーを片手にのんびりおしゃべりに興じることも多いのだとか。

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家族のぬくもりが息づく上質な空間と素材感

新しい暮らしの拠点に「『き』なりの家」を選んだのは、コンセプトハウスや完成見学会を訪れたとき、他所の家とは思えない心地よさを感じたから。
自分たちの暮らしに合った空間や導線のために、仕事のこと、休日の過ごし方など基本的なことは伝えたが、それ以外、提案に異議を唱えることはほとんどなかった。
それでも、完成した家はやっぱりはじめて暮らす場所とは思えない「我が家の」くつろぎに満ちていた。お陰で造作収納を別にすれば、テーブルやソファなど新しい家具を買いそろえる必要もまったくなく、好きなもの、大切にしてきたものへの愛着はそのまま今も息づき続けている。

心地よさを感じているのは、夫妻だけではない。
小学1年生の次男は殊にこの家が大好きで、楽しいはずの外出にも早々に痺れを切らし「早く木のおうちへ帰ろうよ」としばしば両親を急かす。まるで家を形づくる無垢の壁や床の中に、家族のぬくもりが染み入っているのだと言わんばかりに。

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畳の間で宿泊も可能

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キッチンからすべてを見渡せる

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白と木肌の色が印象的

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キッチン前の収納が活躍

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連続窓が奥行を演出

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